
ブルーインパルスの展示飛行を見て

「毎回同じことをしているの?」



「課目とか演目って、何が違うの?」
と疑問に思った人は多いはずです。
実はブルーインパルスの展示飛行は、複数の課目(演目)を組み合わせて構成されており、
天候や会場条件によって内容が変わることもあります。
この記事では、
を中心に、初めて見る人でも理解しやすく整理して解説します。
ブルーインパルスの「課目(演目)」とは?
ブルーインパルスで使われる「課目」とは、展示飛行を構成する個々の飛行演技のことです。
一般的には「演目」と呼ばれることもあり、意味としてはほぼ同じと考えて問題ありません。
展示飛行は、
といった課目を組み合わせて行われます。
なお、課目は常に完全固定ではなく、
- 天候(雲の高さ・視程)
- 会場の広さ
- 都市部か基地祭か
などの条件によって調整されます。
詳細は、別記事で紹介します。
ブルーインパルスの代表的な課目(演目)一覧
ここでは、展示飛行でよく披露される代表的な課目を紹介します。
デルタ/フェニックスループ(第1区分、第2区分)


編隊を組んだまま大きく上昇し、縦方向にループを描くダイナミックな課目です。
デルタ/フェニックス隊形で会場右手から進入し、そのまま高度約1700mを頂点とする宙返りをします。
見どころ
6機で行う宙返り系の演目では、もっとも会場に近い位置で実施されます。
隊形を維持しながらの、ダイナミックな宙返りはパイロットの技量が試されます。
サクラ(第1区分~第4区分)


スモークで大きな円を描き、日本の桜をイメージした課目です。
見どころ
日本の象徴である「桜」をイメージしています。
記念飛行やイベントで披露されることが多く、ダイナミックな大きさを楽しめます。
そのため、カメラに収まりきらないことも!
キューピッド(第1区分、第2区分)


2機がハートを描き、そこに1機が矢を射るように飛行する課目です。
(写真は、キューピッドの真下近くで、形がきれいに見えていません。)
見どころ
航空ファン以外にも分かりやすく、人気の高い課目のひとつです。
第3区分、第4区分では、角度を変えたり水平にしたりして、天候が良くなくても観客を楽しませてくれます。
ボントン・ロール(第1区分~第4区分)


6機が隊形を保ったまま、一斉にロール(回転)を行う課目です。
全機の息の合った動きが見どころの課目です。
「ボントン」はフランス語で「良いマナー」「洗練された振る舞い」の意味があります。
見どころ


テレビ番組などで紹介される事前ブリーフィングの掛け声としても知られており、
ブルーインパルスの統制の取れたチームワークを象徴する課目です。
ワイド・トゥ・デルタ・ループ(第1区分、第2区分)


5機が機体間隔を大きく取った編隊(ワイド)から、間隔を詰めてデルタ隊形へ移行しつつループを行う課目です。
見どころ
会場上空を5機がまとまって低高度を高速で通過する唯一の科目。
優雅に見える一方で、速度・角度・間隔を同時に管理する高度な調整力が求められる課目です。
コークスクリュー(第1区分~第4区分)


ブルーインパルスの展示課目の大トリに行われる科目です。
背面飛行をする1機の周りを、別の1機が周るという、とてもアクロバティックで見ごたえのある課目です。
機体が次々と回転していく様子が、ワインの栓抜き(コークスクリュー)に似ていることから、この名で呼ばれています。
見どころ
大きな上下動は伴いませんが、正確な姿勢制御とタイミングが不可欠な、難度の高い課目です。
ブルーインパルスの課目を見るときの楽しみ方
初めて見る人は、次のポイントを意識すると楽しさが増します。
課目の名前や特徴を少し知っているだけで、「ただ眺める」から「理解して楽しむ」へ変わります。
よくある質問(Q&A)
課目は毎回同じですか?
いいえ。基本的な課目は共通していますが、天候や会場条件で内容が変わります。
危険な課目はありますか?
高度な技量が必要な課目はありますが、安全管理のもとで実施されています。
パイロットごとに違いは出ますか?
個人差が出ないよう徹底した訓練が行われていますが、微妙な表現の違いを感じる人もいます。
今後、課目が変わることはありますか?
機体更新や展示方針の変更により、課目が見直される可能性はあります。
まとめ
ブルーインパルスの課目(演目)は、
という特徴があります。
次に展示飛行を見るときは、
を意識して、ぜひ空を見上げてみてください。
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